掃除・収納

【しない掃除】掃除は「大・中・小」に分ける!キレイな部屋をらくらくキープするための心得

目次

なるべくラクして、「手間かけない、時間かけない、頑張らない」掃除を実現するために、まず大切なのが「わが家の掃除を小・中・大に分けること」。ラク家事研究家の「みな」さんが、日々暮らすなかで見つけた「できるだけ効率よく、ラクして家をキレイにする方法」から、「しない掃除のための心構え」をご紹介します。

汚れを落とすタイミングを見極める

小掃除の例。夕食後、お皿洗いをするついでに排水口のゴミを捨て、シンクと排水口のゴミ受けを洗うまでが毎日の習慣です

掃除が面倒だと感じるのは、汚れをため込んでしまい、落とすのに労力がかかるからではないでしょうか。「しない掃除」を実現するためには、まず頑固になりやすい汚れと、ある程度放置しても大丈夫な汚れを見極めることが大切です。

汚れには種類があります。たとえば、食洗機の水垢は短期間で頑固な汚れにはならないけれど、コンロまわりに飛び散った油はその場で落としておかないと、すぐに固まってしまいます。さらに火を使って油汚れが焦げ付いてしまったら、お湯でゆるめたりゴシゴシ擦ったりしないとなかなか落ちません。

コンロの油汚れのように、「今落とすべき汚れを落とし、厄介な汚れにしないためにする掃除」が小掃除です。油汚れがつきやすいコンロは洗い物の後に毎日、ヌメりやすいお風呂の排水口のゴミ捨てだけは毎日するといったように、こまめに掃除をすると汚れが蓄積しにくくなります。

小掃除は、とにかく習慣にすることが大切。「お皿を洗うついでにシンクを洗う」など、何かのついでにやると決めておくと忘れません。

1分で終わるテレビまわりのほこり取りは、小掃除を習慣づけるのに最適。すぐ手の届くところに掃除用具を置いておくのがポイントです。

●小掃除:毎日~週1回

すぐに落としておくべき汚れを落とす掃除。頑固な汚れになる前に落とすから、時間も手間もかからず5~10分以内に終わる。何かのついでに行い習慣づけるのがポイント。

●中掃除:月1回~半年に1回

小掃除で手の届かない場所を定期的に、少しだけ念入りにする掃除。それぞれの家や暮らしに合った掃除の頻度を見つけると、常にキレイな状態がキープできる。

●大掃除:1年に1回

1年間ため込んだ汚れを頑張って落とす掃除。汚れが頑固になっている可能性が高く、時間も手間もかかってかなり重労働。小掃除と中掃除をしていれば大掃除は必要ない。

定期的な中掃除で大掃除を回避

中掃除の例。洗濯槽のカビ予防など、月に1回の掃除は月初めにすると決めています。そうすれば忘れにくく、自然と習慣になっていきます

小掃除に対して、月単位で定期的にやるべき掃除が中掃除。小掃除をきちんとしていれば頑固汚れにはなりにくいですが、小掃除より少しだけ丁寧にする中掃除も欠かせません。

家の中には、キッチンの換気扇や水栓のように、普段は見えないけれどふと気づいたときには手遅れになりがちな場所も。小掃除で手の届かない場所を念入りに掃除することで、キレイな家がキープできます。

中掃除をするべき場所は、汚れの種類や家族構成、ライフスタイルによって汚れるスピードが異なるので、自分の家に合った頻度を見つけることが重要です。ベストな頻度で中掃除をしていると、汚れが頑固になりにくいのでさほど労力はかかりません。
「定期的に掃除するなんて面倒」と思うかもしれませんが、ガチガチ汚れになってから一生懸命掃除をするより断然ラク! 小掃除と中掃除ができていれば、忙しい年末に時間と労力をかけて大掃除をする必要がなくなります。

ケトルと電子レンジはほったらかし掃除。その間にトースターのパーツを洗えば、効率よくキッチン家電の掃除ができます。

小掃除・中掃除を習慣化してしまえば、時間も労力もかかる年末の大掃除は一切不要!すぐマネできそうな、シンク洗いやホコリ取りから習慣化してみてはいかがでしょうか。

ラク家事研究家 みな

わかりやすく、真似したくなるお掃除術が人気の主婦。Instagramのフォロワー数は40万人超え。クリンネスト1級、整理収納アドバイザーの資格を持つ。

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