防災

あなたは何問分かりますか?クイズに答えて防災スキルをUPさせよう!

目次

いつ発生するか分からない自然災害。私たちにできることは、これまでの大きな被害を教訓に、より高い意識を持って防災に努めることではないでしょうか。そんな思いから大東建託が立ち上げたのが、「防災と暮らし研究室『ぼ・く・ラボ』」です。

建物・設備面から見た防災はもちろん、賃貸住宅に暮らす一人ひとりが自分でできること、周りのみんなと一緒に取り組めることなど、防災と暮らしの在り方を考えるラボには、防災にかかわる知識が盛り込まれた防災図書館が用意されています。

今回は、その図書館に収録されているYouTube動画でも案内した情報から、防災知識をクイズ形式で出題。いざという時に役立つ知識を身に付け、防災スキルをアップさせましょう!

まずは防災の基本知識!ライフライン編

① 東京湾で大地震が起きた場合、上下水道はどれくらい止まる?
(冬、18時・風速8m/s・東京湾北部地震が起きた後と想定した場合)

A:1週間
B:2週間
C:1カ月
D:3カ月

② マンションなど耐震性が高い家屋の場合、災害発生時に適した行動はどれでしょう?

A:自宅で避難生活を送る
B:避難所へ行く
C:屋外に出る




 

【答え】

① C:1カ月

想定条件は首都直下型地震が発生した際、被害が最も大きくなるケースです。上下水道の他にも、電力は6日、電話は14日、都市ガスは55日使えなくなると、平成24・25年度には想定されていました。このことからも、簡易トイレやソーラーランタン、モバイルバッテリーの他、ペットボトルの水、カセットコンロなど、災害時に必要となるアイテムは日頃から備蓄しておくことが必要となります。

② A:自宅で避難生活を送る

人口密集地でもある都会では、多くの人が避難所を訪れると、トイレの問題や感染症予防、プライバシーが守られないなど、さまざまな問題が発生することが予想されています。現在は、新しい耐震基準で建築された大東建託のマンションなど、多くの建物は高い耐震性を保持しています。自宅の状況によって避難所利用者に優先順位を付ける「避難所トリアージ」という概念も誕生している現在は、住み慣れた自宅で避難生活を送ることも選択肢に入れ、必要なアイテムを買いそろえておきましょう。

備えあれば憂いなし!防災グッズ編

① 一人当たりに必要な、水の備えにふさわしい量はどれくらいでしょうか?

A:1日2L×7日分
B:1日2L×3日分
C:1日1L×7日分
D:1日1L×3日分

② 備え用の水の保管方法として適しているものはどれでしょう?

A:1カ所にまとめて置いておく
B:分散して置いておく
C:なるべく高く積んでおく
D:物置に入れておく

③ 災害時、明かりの確保に適した防災グッズは?

A:懐中電灯
B:スマートフォン備え付けのライト
C:LEDランタン
D:間接照明




 

【答え】

① A:1日2L×7日分

水は一人当たり、1日2L必要といわれています。自治体などからの給水の準備が整うまでの時間も考え、7日分は用意しておくといいでしょう。

② B:分散して置いておく

保存水の段ボールは、だいたい20㎏前後と重いものがほとんどです。高く積んでしまうと、地震の際はとても危険です。1カ所にまとめたり、物置で保存すると、扉がゆがんだりなどの理由でそこへ入れなくなることも考えられます。どんな状況でも対応できるように、各部屋のデッドスペースに分散しておきましょう。

③ C:LEDランタン

地震などで電線が切断され、送電がストップしている状況では、街灯すら消えているために想像以上に真っ暗であることが想定されます。そんな中でもLEDランタンは、軽くて安価、そして広い範囲を照らすことができます。かつて防災グッズの必需品とされていた大きい懐中電灯は、重い上に片手がふさがってしまうため、足元が不安定になっていることが想定される災害時は非常に危険です。室内では、最低でもリビング、キッチン、トイレの3カ所にランタンを置いて、安全を確保しておきましょう。余裕があれば、廊下や階段用にも確保を。真っ暗な屋外で明かりが必要になることを考えた場合は、ヘッドライトを用意しておくといいでしょう。

もしもの時でも清潔な環境は必須!衛生対策編

① 一人暮らしの場合、携帯トイレは最低でも何日分備えておくべきでしょうか?

A:1~2日分・5~10枚
B:3~5日分・10~20枚
C:5~7日分・20~30枚
D:7~10日分・30~40枚

③ 水道が止まった時、さまざまな用途で使用できる防災グッズは?

A:口腔ケア用ウエットティッシュ
B:アルコールティッシュ
C:アルコールスプレー
D:制汗シート




 

【答え】

① C:5~7日分・20~30枚

水洗トイレが主流となっている現代は、断水となれば自宅のトイレも使用できなくなります。たとえ、風呂の残り水などがあったとしても、マンションなどで下水管が壊れていた場合は、水を流してしまうとさまざまな場所へダメージを与えてしまいかねません。そういった状況も想定し、一人当たり、一日4回使用するという前提で、最低7日分・20~30枚は携帯トイレを用意しておきましょう。そんなに場所を取らない上に、使用期限は7年と長期なので、多めに用意しておくと安心です。

② A:口腔ケア用ウエットティッシュ

口の中が不衛生になると、肺炎を発症する可能性が高くなるために、水が貴重な状況で使用したいのが口腔ケア用ウエットティッシュ。口の中に入れても安全なため、お箸やスプーンはもちろん、手や汗を拭いたりとさまざまな用途で使用することができます。

避難生活では心の安息に必須!非常食編

① 非常食は、一人当たり何日分備えておくのがよいでしょうか?

A:3日分
B:5日分
C:7日分
D:12日分

② 非常食の備えとして正しい考え方はどれでしょう?

A:ストックキープ
B:ローリングストック
C:クロスロード
D:ハザードマップ




 

【答え】

① C:7日分

大災害時には、公的な支援物資がすぐに届くとは限りません。また、日常とはかけ離れた状況でもある避難生活で、レトルトやフリーズドライ、缶詰といった非常食でも好みに合ったおいしい食事を取って、ほっとひと息つくことは、とても重要です。余裕を持った備蓄は、精神的なゆとりにもつながりますので、調理用の水とカセットコンロやボンベを併せて用意しておきましょう。

② B:ローリングストック

ローリングストックとは、「日常的に非常食を食べ、なくなる前に買い足す」を繰り返し、常に家庭に新しい非常食を備蓄する方法です。この方法なら、普段から食べているものが災害時の食卓に並ぶことで、いつもと変わらない食卓を囲むことができるはず。パスタやレトルトのソース、フリーズドライのスープや缶詰などは、常にストックを切らさないように心がけておきましょう。塩やしょうゆなどの調味料も忘れずに。

クイズ形式で再確認した、防災時に必要なノウハウ。日頃の生活の中で、どうしても忘れがちになる防災スキルを磨き、災害を乗り越える知恵を身に付けることが、最大の防災・減災対策となるでしょう。

大東建託では、人や地域を“つなぐ”基盤をつくる、グループの防災プロジェクト「ぼ・く・ラボ 防災と暮らし研究所」にて、さまざまな防災情報を提供しています。ぜひ、チェックしてみてください。

文=中村実香

インフォメーション

ぼ・く・ラボ 防災と暮らし研究所

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