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引越しは生活費見直しのチャンス!?新生活で見直したい生活費のポイント

目次

年度の切り替え時期は人事異動で、配属先が変わる人もいるでしょう。中には引越しする人もいるかもしれません。引越しのように生活環境が変わるときは、生活費を見直すチャンスでもあります。

今回は引越しのタイミングで生活費を見直すコツを紹介します。

引越しで生活費の見直しができる?

生活費は、毎月の変わらない出費となる「固定費」と、食費や光熱費など月によって変わる「変動費」のうち、固定費から見直すのがコツといわれています。

具体的には家賃や通信費などが「固定費」ですが、見直しに手間がかかるため、生活をしながらだと敬遠されることも多い項目です。しかし、引越し時には契約変更が伴うため、結果的に見直しが必要となります。

また、月によって出費が変わる「変動費」は地域によって相場が変わる場合があります。水道光熱費や食費などがその例で、事前に相場を把握しておくと引越し後の生活が想像できます。

家賃見直しのコツ

住まいを探すときには、家賃の比較と共に契約時の敷金礼金や、定期的に支払う更新料についても確認しておきましょう。敷金礼金の相場や、更新料あり・なしなど、地域によって変わります。同じエリアで数年間生活するのであれば、これらの負担額も計画的に準備ができるようにしましょう。

なお、家賃は都市部から離れるほど安くなるのが一般的ですが、乗り換えに便利な主要駅周辺などは周囲の駅に比べて家賃が高い傾向にあります。家賃と通勤時間や地域の安全性などのバランスを見て、数駅区間を検討してはいかがでしょう。 

インターネット回線使用料見直しのコツ

自宅のインターネットは、光回線を利用する方法とスマートフォンなどのモバイルを利用する方法があります。どちらを希望するかによって契約できる通信会社が決まります。光回線とモバイルは次のような特徴がありますので、自分に合った方法を検討してみましょう。

光回線とモバイルの特徴比較

希望の光回線が物件にない場合、契約者の自費で導入工事を行います。ただし、工事は大家さんや管理会社の許可が必要です。利用したい光回線がある場合は、契約前に確認しておきましょう。一方、モバイルは許可不要が一般的です。

なお、物件に光回線が導入されている場合は、導入済みの光回線を割安で利用できる物件や、家賃に回線使用料が含まれている物件などがあります。

光熱費・食費は引越し先の状況確認から

ガス会社や電気会社は、賃貸でも契約先を変更できる場合があります。水道やガス・電気などは地域によって提供団体が異なるため、基本料金や使用料の計算方法が変わります。電気やガスの使い方を振り返って、自分にあったプランを探してみてもいいかも知れません。

食品や日用品なども地域によって価格差がある場合があります。一部の地域に強いスーパーが格安で提供している場合もありますので、引越し先の下見ができるのであれば、確認しておいてはいかがでしょうか。なお、ネットスーパーなどの利用を継続したい場合には、引越し先も利用可能エリアになっていか確認しておきましょう。

引越しは“固定費を見直せるチャンス”

仕事をしながらの引越しは、準備時間が限られてしまいます。また、年末年始や年度末は引越しをする人が増えるため、物件探しや引越し業者探しのほか、家具の新旧入れ替えなど、慌ただしくなることが多いことでしょう。

しかし、引越しは普段できない固定費を見直す絶好の機会でもあります。新しい生活のために、この機会を活用して、生活費の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

文=黒川一美

教えてくれたのは

黒川一美

FPサテライト所属ファイナンシャルプランナー。大学院修了後、IT企業や通信事業者でセールスエンジニア兼企画職として働く。出産を機に退職し、お金を稼ぐ側から家計を守る側に立場が変わり、お金の守り方を知らなかったことを痛感。自分に合ったお金との向かい合い方を見つけるため、FP資格を取得する。資格取得後は、FPの勉強を通じて得られた知識をもとに、よりよい家計管理を求め試行錯誤の日々を過ごす。現在は3人の子育てをしながら、多角的な視点からアドバイスができるFPを目指して活動中。

 
 

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