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【びっくりドンキーが創業55周年】「わずか13坪」から全国344店舗までに成長!その“食への想い”が胸熱だった

目次

1968年12月、岩手県盛岡市に誕生したハンバーガーとサラダの店「べる」からスタートし、今では全国344店舗に展開する人気のチェーン店・びっくりドンキーが55周年を迎えた。その記念すべきタイミングに、初の公式ファンブック 「びっくりドンキー55周年記念ブック」 が発売され、大きな盛り上がりを見せている。

おいしいモノにはストーリーがある

びっくりドンキーといえば、ハンバーグディッシュが頭に浮かぶが、実はサイドメニューの一つひとつへのこだわりも凄いことで知られている。今回、プレスツアーに招待され参加した記者は絶品サイドメニューのなかから「ビール」と「コーヒー」の2品をフォーカス。すると、とてつもないほど深い、びっくりドンキーの熱い想いを知ることができた。

現地で珈琲豆を選び、自社工場で焙煎するこだわり

芳醇すぎて飲んだ後に、泡が髭のようになる小樽ビール

原産地まで「珈琲豆」を調達しに行き、自社工場で焙煎

まず話を聞いたのは、びっくりドンキーの珈琲を作り出すローストファクトリー工場長・田中さん。

「珈琲は“豆選び”で味が決まります。なので、自分たちで豆を選んで納得して出す、その精神を大事にしています。そのため高地栽培を行うグアテマラ、エチオピア、ペルー、ブラジルに自ら出向き、現地の生産者と直接契約し、『誰がどこで栽培した豆なのか?』を明確にすることで、個性的で風味を持つ珈琲豆の調達を実現しています」(田中さん)

世界各国を周り、自ら「豆選び」をするローストファクトリー工場長・田中さん

珈琲愛が生み出した原産地での珍しい「珈琲豆」との出会い

「私が担当する、ずっと前の話ですが」と前置きしたうえで、田中さんは過去の担当者の話を聞かせてくれた。

珈琲の命とも言うべき“豆選び”のために訪れたペルーでは、滞在先のホテルのBARでとある男性と出会ったという。「オマエら、何しにここへきた?」と尋ねられた担当者は、趣旨を説明するなかで意気投合し、「明日、俺らの畑に来てくれ!」と男性に言われたのだそう。なんと、その男性は珈琲豆の生産者だったのだ。翌日、男性の畑へ出向きテイスティングし、珈琲豆を契約するに至ったという。

「これも自分たちの足で出向き『おいしいものを!』という珈琲への想いから生まれた『珈琲豆の奇跡』だと思っています」(田中さん)

産地直送の珈琲豆たちが全国のびっくりドンキーのテーブルに渡る

現地で珈琲豆を選び、自社工場で焙煎するこだわり

一期一会の出会いを経た珈琲豆たちは、北海道札幌市にある自社焙煎工場でフレッシュロースト。しかも新鮮な状態で楽しんでもらうため、店舗から注文を受けた分だけしか製造しないという徹底ぶり。よい豆との出会い、焙煎へのこだわりなど、珈琲のバックボーンに思いを馳せながら味わうのが、びっくりドンキーの珈琲の楽しみ方なのだ。

ご当地「小樽ビール」が誕生した軌跡

次に紹介するびっくりドンキーのビールは、北海道小樽市にある自社醸造所でつくられ、全国のお店へと届けられている。厳選された最高の原材料を使用し、時間と手間をかけた「ビール」なのだ。

そもそも「小樽ビール」の成り立ちから紐解くと、創業者の庄司昭夫氏がドイツに出向き、その旅先で、日本とドイツの食文化の違いに感銘を受けたことが始まりだという。その後、本場ドイツでも数少ないビール醸造における上位の国家資格である「ブラウエンジニア」のヨハネス・ブラウン氏を招いてビール造りを本格的に開始。1995年より小樽運河沿いに「小樽倉庫No.1」を開業、1999年には銭函醸造所を開設し、びっくりドンキーで提供される「ドンキーハウスビール」などを製造している。

銭函にあるアレフ小樽ビール鋳造所

小樽ビールの核となった「ドイツビール」とは?

1516年にドイツで制定された伝統的製法「ドイツビール純粋令」を基に、原料は有機栽培麦芽、アロマホップ、自家製酵母、北海道の軟水、一切の副原料や保存料、安定剤などの添加物は使用されていないのが特徴。そして、麦芽、アロマホップ、水、酵母のみを使って製造する「ピルスナー」「ドンケル」「ヴァイス」などが多く知られているが、それらのビールの品質を落とさないための最適な設計がなされたグラスで提供している。本場ドイツのマインドを受け継いだのが小樽ビールというわけだ。

小樽倉庫No.1で本場ドイツビールを楽しむ

さらに、ドイツでは鋳造所を併設したマイクロブルワリーという飲食業態が盛んなので、小樽ビールでもドイツ文化を少しでも体感できるよう中央にタンクを置き、ビール醸造所とビアパブが併設している「小樽倉庫No.1」を展開。本格ドイツビールを楽しめるだけでなく、「ビールができるまでの不思議」を含め毎日醸造所見学を無料で行っている。

運河沿いにある「小樽倉庫No.1」ビールの歴史とその深い味わいが楽しめる

「びっくりドンキー=おいしい」の“理由”が言語化された一連のプレスツアーにより、株式会社アレフに携わる職人一人ひとりの情熱が食のトレンドを生み出し、時代を動かしていくのだと実感した。

記事提供=ウォーカープラス

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