掃除・収納

大掃除が効率よく&楽しくなる!達人の神ルール5選

目次

一年間の汚れを落とす年末の恒例行事・大掃除。やったらスッキリするのは分かっているんだけど、ついつい腰が重くなりがちですよね。お掃除のプロ・大津たまみさんによると、面倒な大掃除をこなすには「ルール」が重要だとか。

「大掃除は、気合を入れて時間をかけてとにかくやるだけ!と思っている方が多いですが、マインドセットが重要なんです。お教えする神ルールを守って掃除するだけで、いつもより早く・楽しく・キレイに掃除できるはず!覚えておくと、大掃除だけでなく日常の掃除も楽しく、ラクになりますよ♪」(大津さん)

【ルール①】時間を味方に付けるべし!

大掃除は闇雲にやると失敗します。まず掃除する場所の優先順位を決め、時間配分をしましょう。25分間作業したら5分休憩し、これを5回繰り返したら長めの休憩を。ずっと集中するより効率がよくなります。

ポイント

●無計画にやらず、優先順位付け。普段やらない窓や換気扇から始めるのが◎
●時間配分にはキッチンタイマーを活用し、25分で作業を区切ろう!

【ルール②】リズムに乗って掃除するべし!

大掃除の際は必ず音楽をかけ、リズムに乗りながら掃除しましょう。無音や雑音よりも断然はかどります。特に高音でアップテンポな曲は気分を高揚させ、自然とやる気が出てくるのでおすすめです。

ポイント

●高音でアップテンポな曲をかけながら気分をアゲて取り組もう!
●一曲が大体5分くらいなので、時間感覚をつかめるのもメリット

【ルール③】温度を徹底的に活用するべし!

洗う時は必ずぬるめのお湯で!水よりも洗剤の洗浄力が高まり汚れが落ちやすくなります。漬け置きする場合も水ではなくお湯で行いましょう。お湯は汚れを落としやすいだけでなく除菌効果も。

ポイント

●水とお湯の汚れ落ちの違いは段違い!お湯には除菌効果もある
●冷たい水では気分もヒンヤリ。お湯を使えば気持ちまでぽかぽかに

【ルール④】マルチタスクで掃除するべし!

大掃除の際は一点集中ではなく、同時進行がキモ。浴槽にお湯をためて洗剤を入れたら、椅子や洗面器を入れて漬け置き、その間に壁を掃除して…といった具合に、マルチタスクを意識しましょう。

ポイント

●温度と時間に任せる「漬け置き」を活用してマルチタスクで掃除を!
●洗剤をかけたらすぐこすらず15分くらい置き汚れを浮かせると◎

【ルール⑤】普段から「予防清掃」を意識するべし!

そもそも大掃除が大変になってしまうのは、普段の掃除方法にちょっぴり問題があるから。普段から、ちょっとした汚れない工夫「予防清掃」をしていれば、大掃除はグンとラクになり、極めれば大掃除自体が不要に。また、汚れを見るストレスも減って常にキレイをキープできるので快適な生活が手に入ります。掃除が嫌いな人や、面倒くさがりの人ほど「予防清掃」を意識して毎日の生活に取り入れてみましょう。

<すぐできる!厄介な場所の予防清掃>

●窓のサッシ

レールの内側にマスキングテープを貼ります。ホコリがたまったら、テープを貼り替えるだけでキレイな状態に戻せます。なお、屋外側は雨などで剝がれレールに詰まってしまう場合があるので、実施するなら屋内側のみに。月1回ペースで定期的に交換しましょう。

●洗濯機周り

蛇腹でホコリがたまりやすい排水ホースは全体をラップでぐるぐる巻きにします。汚れたらラップを取り換えるだけ。

ちょっとした工夫と心がけで、大掃除はもちろん普段の掃除もラクチンに楽しくなっちゃう、魔法みたいな神ルール。今日のお掃除から是非試してみて。

取材・文=ruum編集部 イラスト=ヨシカワミノリ

大津たまみ

1970年生まれ、愛知県出身。一般社団法人日本清掃収納協会会長。株式会社アクションパワー取締役会長。一般社団法人生前整理普及協会代表理事。清掃収納マイスター1級認定講師。「お掃除お片づけ」のプロとして30年以上のキャリアをもつ清掃業界のカリスマ的存在。年間200本以上の講演のほか、テレビ・雑誌・ラジオなどで片づけや掃除法を伝授する

 
 

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