エンタメ

その日の気分で「ヤセ行動」すればOK! 継続が苦手な人、飽きっぽい人向けのダイエット術

ダイエットに挑んでは失敗してを繰り返し思うのは、自分は気分屋で飽きっぽいんだろう、ということ。初日は「毎日○○するぞ!」と意気込んでも、それを続けられるのは3日ほど。長くても1週間。それを過ぎるころには、飽きて「分かってはいるけど……」と逃げてしまうのだ。

『大学病院・肥満外来の教授が教える 1日だけダイエット』(木村穣/文響社)は、そんな私のような、毎日同じことを続けるのが苦手、気分屋でやる気の波が激しい、という人でも取り組めそうなダイエット本。同じダイエット方法を継続するのではなく、本書に書かれている“ヤセ行動”の中から、「今日はこれにしよう」と1~2個選んで実行するだけ。毎日継続して同じことをしなくていいし、その日の気分で選んでいい。

でも、これで本当に痩せられるのかと疑ってしまうが、なんと効果はほかのダイエットの約2倍あるという。関西医科大学付属病院で肥満外来を担当している著者・木村穣氏も、この「1日だけダイエット」で、8カ月で17キロの減量に成功したそう。実際に1週間ほど試してみた。

『大学病院・肥満外来の教授が教える 1日だけダイエット』(木村穣/文響社)

実践するのは、本書のP32~41にある「ヤセ行動」。この中から、好きなものを選んで実行していく。毎日やることは、体重を計ることと、「言い訳シート」を書くことだけ。この言い訳シートには、「日付」「体重」「選んだヤセ行動」「自己評価」「言い訳」「気づき」の6項目がある。が、どれもひとことふたこと程度でOKなので、TwitterなどのSNSに投稿するとより続けやすそう。

筆者は、「1日1分スーパーマンのポーズ」「読書やテレビを見るときは、イスに座って背筋を伸ばす」「歩数計をつけて、1日8000歩を目標に歩く」「お風呂あがりに腹筋20回をやってみる」「食事は野菜や海藻から先に食べる」「だしをきかせて、塩分を控える」「白米を、大麦や玄米、雑穀米に替える」の7つのヤセ行動を実践。万歩計はスマホのアプリを使用した。1日1つの日もあれば、2つ3つ組み合わせた日もある。

これを7日間続けた結果、なんと1.5キロの減量に成功した。実践日数が7日間だけなので激減したわけではないが、こんな小さなことでも何かしら続けていけば痩せられるのか、と希望が持てる。やってみて感じたのは、案外「言い訳シート」の言い訳欄がばかにできないということ。書いている時点ではただの言い訳でも、翌日以降に見返すと「私はこういう理由で失敗するんだな」と大きなヒントに繋がる。

同じことを続けるのが苦手な人でも、きつい運動や食事制限をしたくない人でも、毎日新たな気持ちで取り組めるのではないだろうか。健康への配慮という意味でも、まずは1日1つずつから始めてみては?

文=月乃雫
記事提供=ダ・ヴィンチWeb

この記事で紹介した書籍ほか

大学病院・肥満外来の教授が教える 1日だけダイエット

ご購入はこちらから
▶Amazon(電子)
▶Amazon
▶楽天(電子)
▶BOOK☆WALKER

共有

最新記事

人気の記事

カテゴリ

TOP