100円ショップのLEDライトで簡単DIY! お部屋が華やぐインテリア照明
ちまたは空前のDIYブーム! 中でも材料や道具を100円ショップでそろえて楽しむ方法が注目を浴びている。100円ショップの雑貨にアレンジを加えるだけでおしゃれなアイテムが作れてしまうという、お財布にもテクニック的にもやさしいDIYスタイルだ。今回は、SNSやメディアで大人気のDIYクリエーター・chikoさんに、初心者かつ賃貸暮らしでも気軽にトライできるDIYアイデアとして、100円ショップで購入できるLEDライトを使ったインテリア照明の作り方を教えてもらった。
その昔は“日曜大工”などと呼ばれ、お父さんがホームセンターでプロ並みの工具や材料をそろえてクラフトするのがDIYの主流だった。それが今や100円ショップで道具も材料もリーズナブルに入手できるということで、老若男女問わずDIYにチャレンジする人が増えている。
「100円ショップは全国どこにでもあり、商品のラインアップも同じだから材料を入手しやすいですよね。そして何よりリーズナブル。高価な道具や材料だと失敗した時のダメージが大きいですが、安価であればそこまで落ち込まずに済むところも魅力です。初心者でも思いっきりDIYを楽しめると思いますよ」(chikoさん)
DIYをしてみたい! と思い立ったら、何をどのように作りたいのかを明確にしてから材料の買い出しに行こう。
「ノープランのまま100円ショップに行くと、いろんなアイテムに目移りして要らない物までアレコレ買ってしまいがち。必要な材料や道具をしっかりメモしていくことが大事です」(chikoさん)
100円ショップと一口に言ってもさまざまなお店があり、つまみや取っ手、アイアン系の部材などのおしゃれなアイテムが豊富なお店もあれば、価格帯の違う商品が置かれていて、大きな部材を探したい時に便利なお店など、それぞれ特色があるそう。自分が欲しい素材を見つけるためにも、いろいろなお店を巡ってみては?
賃貸物件では部屋や建具を傷つけたり汚せないため、DIYを楽しむ時は養生が必要になる。
「レジャーシートは床の養生に活用できますし、キレイにはがせる養生テープやマスキングテープも100円ショップで入手できます。シートがずれないようにテープでしっかり留めましょう。また、ペイントする時はスポンジを使うと後片付けが楽ですし、はけを洗わなくて済むのでシンクも汚さずに済みますよ」(chikoさん)
中にはめる容器は、軽くて安全なプラスチック製のものが◎
麻ひもを数カ所結ぶだけで完成してしまうハンガーに、メイソンジャー風ボトルとLEDキャンドルをセットすれば、ナチュラルなインテリア照明の出来上がり! キャンプにももってこい。
<材料・道具>
・本体用の麻ひも 1.75m×4本
・固定用の麻ひも 10cm程度
・定規またはメジャー
・プラスチック製容器(※取材時は13㎝長のものを使用)
・LEDキャンドル
<作り方>
1.ひもを4本束ねてから二つ折りにして折り目の部分を縛り、輪っかを作る。その後、8本を2本ずつに分けて17cmの位置に結び目を作る。この時、四つの結び目の高さが同じになるように注意。
結び目を作る際は始めは緩めに縛り、高さをそろえてから固く結ぶ。
2.1の結び目から10cmほど下の位置で隣り合わせのひもを結ぶ。余った両端のひも同士も同様に結ぶ。
3.2の結び目から、さらに10cmほど下の位置も同様に結ぶ。
4.固定用のひもを使って好きな位置でぐるぐる巻きにして固定。余ったひもは切ったりほどいたりなどお好みで調整する。結び目の間にLEDキャンドルを入れた容器をはめたら完成。
<アレンジ法>
ロープやTシャツヤーン(Tシャツ生地を編み糸にしたもの)など、ひも状の丈夫な素材なら何でもハンガーに仕立てられる。素材によってガラッと雰囲気が変わるので、好みや部屋のテイストに合わせていろいろトライしてみよう。
また、ボトルの中にフェイクグリーンを入れてみたり、芳香剤を入れてトイレにつるすのも◎。円筒タイプのウェットティッシュやアルコール消毒ポンプをセットすれば実用的。
取材・文=野中かおり 撮影=永田正雄
©Seria
※掲載商品は取材時点のものであり、現在お取り扱いしていない場合があります。
※LEDライトであっても発熱するのでご注意ください。
chiko
DIYクリエーター、インテリアデザイナー、空き家DIYプロデューサー。SNSでDIYのアイデアを発信しながら、雑誌やWEBサイトのDIY記事を執筆・監修。「WAGON WORKS」として作品・商品を販売するほか、各地でワークショップや講演、DIY実演などを行う。フジテレビ「7 RULES セブンルール」などメディア出演多数。著書に『Let's DIY! カフェみたいなお家をつくろう』(宝島社)がある。