春のブランチにぴったり!目にも鮮やかな“簡単カフェごはん”レシピ
ハウス栽培や輸入品などで、年中さまざまな野菜が手に入る昨今。ですが、やはり時季によって収穫できる“旬の野菜”は、栄養満点なだけでなく、味覚で季節を感じられるすてきな食材です。
特にアスパラガスやジャガイモなどの春野菜は、みずみずしくやわらかで、甘さやほろ苦さなど、奥深い味わいが魅力。そんなおいしい上に栄養満点、そして色鮮やかな春野菜は、オシャレな“カフェごはん”でも主役級。新生活で忙しい春のブランチに作りたいレシピ2品を料理家/フードスタイリストの上田友子さんが教えてくれました。
上田さんのレシピは、オシャレなのはもちろん、野菜をたっぷり食べられるのが最大の魅力。おいしくてササッと作ることのできる、簡単カフェごはんにぜひチャレンジしてみましょう!
オシャレでおいしくて簡単!初心者おすすめ“簡単カフェごはん”レシピのメリット
1.旬の野菜で栄養満点!
春に旬を迎える食材は、新鮮でみずみずしく、栄養満点なだけでなくお手頃価格で購入できるのも大きなメリット。特に春キャベツや新玉ネギは、他の季節では味わえないやわらかさと甘みを存分に楽しめます。
2.下ごしらえも簡単!
上田さんが教えてくれたのは、基本的に「切って調理するだけ」という、最低限の下ごしらえで完成する簡単レシピ。自炊初心者や、調理器具が揃そろっていない人でもチャレンジしやすいのがうれしいですね。
3.見た目も華やかで心ウキウキ!
葉もの野菜のグリーン、トマトの赤、ニンジンのオレンジなど、栄養はもちろん、見た目のバランスもバツグンな“簡単カフェごはん”。食べる前の撮影タイムも楽しいひとときを演出してくれるはずです。
あさりとベーコン、野菜のだしが深い味わい「キャベツとあさりの春ポトフ」
材料(2人分)
キャベツ…1/4個
じゃがいも(小)…2個
ブロックベーコン…80g
水…3カップ
コンソメキューブ…2個
あさり(砂抜き済み)…150g
タイム…2枝 ローリエ…1枚
塩…適宜
フレンチマスタード…適宜
作り方
1.キャベツは芯を残したまま縦半分に切る。じゃがいもは半分に切る。ベーコンは1cm厚さに切る。
芯を残すのは葉がバラバラになるのを防ぐため。
2.鍋に水とコンソメキューブ、ベーコン、あさり、タイム、ローリエを入れてふたをして弱火で沸かす。あさりの口が開いたら先に取り出しておく。
あさりは火が通ったら取り出し、やわらかさをキープ。
3.2にキャベツ、じゃがいもを加えて15分ほど煮て、中心まで火が通ったらあさりを戻し入れ、温める。お好みで塩とフレンチマスタードを添える。
これでおいしさUP!
じゃがいもは煮崩れしないメークイン種がおすすめ。食べる前にオリーブオイルを加えても◎。
彩り豊かな春野菜たっぷり!「アスパラと卵のボリュームサンド」
材料(2人分)
グリーンアスパラガス…3本
ニンジン…50g
紫キャベツ…50g
バター…10g
卵…2個
食パン(6枚切り)…2枚
マヨネーズ…適量
スライスハム…4枚
クリームチーズ…40g
グリーンリーフ…2枚
【ラぺ用ドレッシング】
A
オリーブオイル…大さじ1/2
フレンチマスタード…小さじ1/3
白ワインビネガー…小さじ1
はちみつ…小さじ1
コショウ…少々
作り方
1.グリーンアスパラガスは半分の長さに切り、ゆでておく。ニンジンと紫キャベツは千切りにしてそれぞれ塩小さじ1/3(分量外)を混ぜ合わせて10分ほど置いて水気を絞り、混ぜ合わせたAのドレッシングを半量ずつあえておく。
2.熱したフライパンにバターを入れ、溶けたら割りほぐした卵を流し入れて、ヘラで軽く混ぜながら全体をまとめる。
3.食パンの片面にマヨネーズを塗る。その上にハム、クリームチーズ、2の卵、アスパラガス、ニンジン&紫キャベツのラペ、グリーンリーフの順に重ねて残りの食パンで挟む。クッキングシートなどで包んでから半分にカットする。
水気を切って、具材をのせていく。
具材を横半分に切ることが映えの秘訣。
これでおいしさUP!
ラペのドレッシングなど、水気をしっかり切ることでパンのふんわり感をキープできます。
手軽に作れるだけでなく、栄養もたっぷりな簡単カフェごはんレシピ。この春の休日は、色とりどりの春野菜が主役のカフェごはんで元気をチャージしましょう!
取材・文=中村実香 撮影=高嶋佳代 スタイリング=上田友子
教えてくれたのは
上田友子
料理家、フードスタイリスト。広告、雑誌・書籍、Web、テレビなどへのレシピ考案、調理、テーブルコーディネートを多数手がける。企業や地方行政へのアドバイス、講演なども行い、幅広く活動中。